第33回ぐんまときめきフェスティバル「ときめき美術展」金賞受賞作品
令和7年3月20日(木・祝)~22日(土)を会期に開催した「ときめき美術展」で金賞を受賞した作品をご紹介します。
日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真 の6部門から2作品です。
※ 作品をクリックすると拡大表示されます。
日本画の部
- 審査員から一言(大井 美千子 「里山の春」 )
- 上毛三山の一つ妙義山の山麓の春の情景を親しみやすい構図に仕上げている。峨々たる山容と山桜、農地を耕す人々と子供たちがしっかりした形体と温かさの伝わる優しい色彩で表現された佳作である。
- 審査員から一言(渡邉 吉造 「秋の滝」 )
- 森の中に流れ落ちる滝の姿を墨一色で克明に描き出している。滝を取りまく森の木々や岩など向ける作者の心が筆を通して伝わってくる。風景の奥もある自然の生成の息吹が表現された力作である。
洋画の部
- 審査員から一言(岡田 正勝 「鉄橋」 )
- 橋と建物の方向感の組み合わせが上手に表されていて奥へいざなうこの風景の表情がよく出ている。合わせて橋・建物、山の配置は明暗のコントラストがマツチして美しい。
- 審査員から一言(戸谷 とし子 「刻」 )
- パステルを上手く使って幻想的な雰囲気を醸し出している。多くの色を使いながらまとまりを作っているのは要所にある黒と白です。構図は安定していて奥行きもあり、心地よいイメージが漂っている。作者のイメージが見事に表出されている
彫刻の部
- 審査員から一言(須賀 宏江 「母と子」 )
- 母親の愛情に満ちた眼差しと、安心して眠る子供の姿をよく観察して表現している。樟の木の持つ柔らかい材質感もよく生かされている。
- 審査員から一言(天田 高廣 「森のめぐみ」 )
- 大きな素材(木)に果敢に挑戦した力作である。森のめぐみである「きのこ」を手に取って喜びの表情を満面の笑みで表現しているのは、観る者に安堵感をあたえるであろう。
工芸の部
- 審査員から一言(森 秀美 「YAMAHA V MAX」 )
- 紙を使って金属の質感を的確に表現してオートバイの迫力を出したたいへん面白い力作です。細かいところまで表現したテクニックは素晴らしいものがあります。13年前に制作なさったとのことですが、これからも制作に挑んで頂きたいと思います。
- 審査員から一言(佐藤 好子 「おいでー!みんなの広場だよ!」 )
- 1本の白く表現した木を中心とした画面構成のため、全体がよくまとめられており、空間の広がりを感じます。木の樹と、切り株と葉の特徴がそれぞれ際立つ様に絞りの技法を使い分けて工夫されています。
書の部
- 審査員から一言(岡野 弘子 「梅の香の」 )
- 線質がしっかりしており渇筆もよくいかしてあり、二行書きと三行書きにわけて書いてある所も実にうまく表現でき、その間の空間のとり方も見事です。文字も大小うまく組み合わせて創作されており又、力強さも感じられる素晴らしい御作品です。
- 審査員から一言(田中 公舟 「宋之問詩」 )
- 潤渇のバランスがよく、渇筆の線質の高度な運筆により作品が引き立っている。一字の中での太細の変化もすばらしく全体の構成の流れが非常に整って優秀な作品になっています。
写真の部
- 審査員から一言(西巻 啓吉 「妙義山と日輪」 )
- 見事な日輪と山の形が良い位置からのシルエットで構成され、隅々まで計算された作品である。雲の存在が画面に変化を与えて一層魅力を増している点も良い。余分なものを入れずスッキリ表現したことも理にかなっていて素晴らしい。
- 審査員から一言(奈佐 照夫 「威嚇」 )
- この写真は背景を省略し、主役の向きと計算できない配置がよく、闘争場面をシャッターチャンスよく切り撮っている。それをみている右の鳥も効果を上げている。水面の落ち着いた色調もよく、三分割の構図が気持ちよく主役を見事に表現した技術力を高く評価しました。